Skyrim(スカイリム) 有料MOD 廃止
プレイステーションやXBOX、PCなどで発売され発売から数年が経った今でも絶大な人気と中毒性を持つThe Elder Scrolls V: Skyrimは、PC版向けに多くのクリエイター(modder)によって様々なMODが製作され、MODを導入したSkyrimで遊ぶために新しくPCを購入したという人も多くいるかと思います。
Skyrimに何もMODを入れていない状態、いわゆる「バニラ」のままで心いくまで遊び尽くし、少し飽きてきたころにMODを導入してプレイをすることでまったく違った環境で遊ぶことができる。
その環境に飽きたころには新たなMODが多く製作されていて、また新しいMOD環境を構築して、新鮮な気持ちでプレイするというのがPC版Skyrimの最大の魅力だといえます。
これらのMODは基本的に無料で配布されていて、PC版Skyrimを所有していれば誰でも自由に遊ぶことができるものでしたが、ValveとBethesdaよりSteam WorkshopにてMODの有料販売が開始されたとの発表があり多くのModder、プレイヤーの間で話題になりました。
しかし、本日28日にSteamコミュニティーにValveの担当から書き込みがあり、MODの有料販売は廃止すること、すでに有料MODを購入した方には返金対応を行うことなどが発表されました。 ⇒Valveの発表ページへ
Steam WorkshopでのMOD有料販売に関しては、非常に多くの関心が集まり、海外ではネットユーザーによるMOD有料販売廃止を求める署名活動が行われ十万人以上の署名が集まったことも話題になりましたね。
MOD製作者とプレイヤーがお互いに楽しむことを利に、独自に形成されてきたMOD文化はユーザー同士のモラルと協力によって成り立ち、他のModderが製作したMODをベースにした、ベースとなった作者に許可を得て、新たなModを製作したり、ひとまとめにして便利にしたりなど著作権関係にしても中々難しいところはあったのでないかと思います。
現に、Steam Workshopで販売された有料MODの中には他のMOD製作者が作ったMODのデータが混入しているMODが販売されていたことでも話題になりました。
MOD有料販売からわずか数日での販売中止となったわけですが、これらの反対活動や販売上のトラブルなどを重く考えた上でValveとBethesdaが話し合って決めたことなのでしょうね。
一切MODを製作したことがなく、MODを導入してプレイする側のユーザーだった私個人の意見としては、MODの有料販売自体にはどちらかといえば賛成でしたが、さすがにMOD製作者に渡る金額の割合にはびっくりしましたね。
Bethesdaのソフト、Valveのプラットフォームということを考えたとしても、最低でも50%は渡って欲しかったです。
MODの有料販売に関しては、プレイヤーだけでなくMOD製作者からも反対意見があったということですから、私もMOD製作を行う側になっていたらもっと違う考えが生まれたのでしょうか。
では、良いゲームライフを!